Column現場コラム
施工事例①
今回は実際の施工事例をご紹介します。
場所は福岡県の太陽光発電所ですが、こちらの発電所は通常の雑草も生えますがツル草が特に多い土地で地面やフェンスにもびっしりと生えています。ツル草は伸びるのも早くこのまま放置していると、パネルの上を侵食し配線にも絡み付き発電への影響や配線の切れなどの可能性も考えられます。
ただ、このツル草は除草剤の効果がしっかりと出ますので、パネルや架台の上部が侵食されていない今のタイミングでしっかりと散布してやれば3週間ほどでスッキリとします。
3週間でかなりスッキリしましたね!強い草は枯れるまでに1ヵ月ほどかかりますのでまだ少し残っている箇所もありましたが、発電にも影響なく良い状態になりました!
住宅街近くならではの悩み…
私たちが現場で気づいた事や、発見した事をお知知らせしているこのコーナーですが、今回は周辺が住宅街の発電所でよく見かけるごみの投げ入れについてです。
住宅街の中にある発電所では空き缶やペットボトルなどのごみの投げ入れをよく見かけます。
放置しておくとどんどん捨てられる数が増えていきそうですので、住宅が近くに多く人通りもそれなりに
ありそうな発電所では作業にお伺いした際に回収するようにしています。
監視カメラのプレートを張ったりするのも効果がありそうですが、きれいな状態を保つことで
捨てにくい環境を作るのも必要かもしれませんね。
せっかくクリーンなエネルギーを作っている太陽光発電ですから、施設自体もクリーンに保ちたいものです。
最近増えてる結束バンドの切れ
私たちが現場で気づいた事や、発見した事をお知知らせしているこのコーナーですが、今回は出来てから数年を経過した発電所で見ることが多くなってきた症状についてです。
太陽光発電所では多くの電線やケーブルが使われていますよね。
パネルの裏に接続されたケーブルが架台を伝ってまとまり、地中や地面の上を通ってパワコンに集まり、
売電メーター、変圧器を通って送電線に繋がっています。
その中でパネル~パワコンまでの経路を中心に発生している事例になります。
これらのケーブルは架台に専用のクリップや結束バンドなどで固定されている箇所が存在しますが、
これらは、ケーブルの断線などのトラブルを避けるためにとても重要な役割があります。
なぜならケーブルには中に金属線が入っていて、それなりに重量があります。これが固定されずにブラブラ
揺れていたら・・しかもそれが何本も束になっている箇所だったら・・さらに強風などで煽られると・・
良くない想像しか出てこないですよね・・
しかし最近この結束バンドが切れているのを見かける機会が多くなってきました。
このバンドは耐候性がある屋外用の商品や耐候性のない屋内用の商品など種類も多くあります。
また、発電所の環境次第で使用年数にも差が出てくるようです。
ですから思ったより早く症状が現れることもあれば長く保つこともあるため、
定期的に確認して症状が見られたら早めに新しいバンドで固定し直すのが一番安価でトラブルも
避けられる方法かと思われます。
何事も早めに対応しておくと安心です。
太陽光発電所を作って3年以上経過されている方は一度ご確認してみてはいかがでしょうか。